AJCC!介護オリンピック!報告!長編です。

皆様のおかげで

AJCC!
オールジャパンケアコンテスト!

終わりました。
感想は 一言でいうと

面白かった!につきます。

なごみの職員のおやつの時間に
つぶやいた一言で、
「おもしろそうだからやろう!」
ってことになったらしいです。

全国13都道府県からあつまりました。
59名の職員が試験ではなく、コンテストに望みました。

北海道、東京、大阪、和歌山、佐賀、鹿児島、兵庫
広島、山口、島根、鳥取、福岡、岩手からはるばる来られました。

コンテストの内容は
 ・実技7分
 ・先生のアドバイス5分
 ・高齢者役の感想1分

先生のアドバイスというのは、その実技を審査している先生から
競技終了後 直ちにその場でアドバイスを頂くことを言います。

競技の課題は
介護福祉士の国家試験のようなものです。

例えば、これは超難問ですがターミナル部門の問題

木村さん(89)は、最近元気がありません。時折、「死にたい」と
いうことも言われます。
あなたは、介護士として、木村さんの死生感を聞きだしてください。
など!

食事部門は
目が見えない、手が使えない方に どのように
お弁当を食べていただくか?

認知症部門は
施設内で、訪問に来た家族と認知症により家族に対し
いろいろ抵抗する岡村さん(85)。そこに介護士が通りかかり
ます。あなたはどのように対応しますか?
等です。
実際の問題はもっと、ちゃんと文章になってますので・・・すいません。

さて、私の感想「面白かった!」と言う理由を述べてまいります。

・介護でみんなが感動した。最優秀賞の受賞の場面はよかったですよ!最優秀賞発表の時は拍手喝采、歓声は響く、涙もあり、笑いもあり(私がギャグをしてしまいました。館内爆笑の中表彰式でした。)興奮が最高潮に達しました。 介護で興奮したことありますか?
・介護がおもしろかった。競技と思って、全力を尽くしていた選手が気持ちよかった!介護士から選手と呼び方を代えてぼくはアナウンスをしていました。選手コールのとき、かなり盛り上がりましたね。「北海道より・・木村康二選手!  東京より飯塚信二選手!・・・」皆、興奮したように拍手、声援が上がっていました。 介護士がこれまで、このくらい脚光を浴びる瞬間はあったでしょうか!
・本当の介護のイベントになった。 ほとんどの介護のイベントの中心は、福祉用具と講演です。これは介護そのものが中心となり見世物としても成立していた。
・強烈な刺激のし合いだった。全国から侍・介護士があつまったわけです。自信をもって「介護が好き」と言える介護士が集まったと思います。そこにいるだけで興奮しました。
・介護を見て面白い!と思えた。一斉に13名づつの選手が介護を披露しました。見ごたえたっぷり!

・勉強になる!アドバイスをくださる先生も専門学校の講師、校長、 施設長、医者、教授、認知症に関してNHK等でコメントされる国立長寿医療センター部長 の遠藤英俊先生など・・・早々たる メンバーがこれまた全国から来られました。

これぞ!介護の祭典の原型かと思いました。

しかし、課題も山ほどあるのはわかっています。山積みです。
救いなのは、アンケートのほとんどが 2回目を期待したことが書いてあったということです。賛否あるかと思います。なんでも賛否あります。賛成される方がゼロならば辞めた方がいいでしょう。しかし、少なくとも、参加してよかった。大成功でしょ!と言ってくださる第3者がいた!という意味ではやってよかったです。

少なくとも、何もしないところよりも、頑張って叩かれるほうがマシですよね。

うちは叩かれすぎですけどね!ほっといて!

介護の日ということで 全国でもいろいろな催しはあったと思います。
 しかし、自画自賛ですが、これだけの規模で、介護を前面にだしたイベントはなかったのではないかと思います。
 その証拠に、夜9時からのNHK(全国)のニュースでは一番に放送されています。

小さい小さい島根のNPO法人でも、こんなこと出来るんですよ。
全国で初めての取り組みです。 吹けばとぶような小さな法人です。
実際、吹っ飛びそうですが・・ほっといて!!!

 もっともっと基盤のある法人、基盤のある団体!
 いろいろ仕掛けて、介護を盛り上げましょうよ!

セコイこと考えてないで、怖がってないで、
スケールのデカイことやって、介護を盛り上げましょう!
カンフル剤うっていきましょう!

ちなみに、うちの法人は、ウルトラ貧乏集団です。事務所のコピー機も実は家庭用です。(出てくるのに時間が普通にかかります・・・) 莫大な配布資料の多さに対応が大変でした。
パソコンの置いてあるところも、節電でいつも薄暗いところでやっています。パソコンも職員一台なんてとんでもなく、2台くらいしかありません。誰かが使い終わるのと待ってから、使います。インターネット環境も誰かが使っているとできません。効率は悪い悪い。どれだけ貧乏だ!と思いましたけどね。

だから、今回のイベントの予算は、日本財団様よりの助成でできたのです。お金があったからではありません。「こんな企画があります。やらせてください。」と言って助成を受けたそうです。

うちに、こんなことが出来て、よそのところに出来ないわけがない!

もっともっと、介護についてかんがえよう! 若い職員を腐らすな!
侍介護士を増やしながら、介護を面白くしよう!

キャリアパス(レベルアップシステム能力に応じた賃金システム=厚労省発案)もいいけど、こんなコンテストも単純に介護の勉強意欲が高まりますよ。勉強→経験→真面目→昇給というロジックもいいけど、単純に競争させる!人にみせる、見てもらう! 実はこんな単純なロジック(理論)が介護士に火をつけることができる!  

競う→燃える! 人が見る→燃える! 介護士として拍手を浴びる→燃える! かわいい女の子が見ている→燃える! 感動する→燃える!  侍介護士と出会う→燃える! そんな気がしました。

要は、金ではなく、プライドにどれだけ火をつけるかが一番、介護士が熱くなるんではないかとおもいました。 

金ではなく プライドで仕事している部分ありませんか?

考えれば、私は意固地にならないよう、プライドを持ちながら仕事をしてきたと思います。 

コンテストは明らかに 介護士のプライドを賭けた戦いでした。

来年は鳥取、佐賀から「うちでやる!」 と声が上がっています! 楽しみです。

コメントを残す